最近、スーパーのお米コーナーが品薄になっていたり、価格が今までよりも上がっていたりしていませんか。2024年は米不足だと言われています。価格も高騰していますよね。いろいろな食品が次々と値上がりするなか、自給率が高いはずのお米も値上がりする理由は何で、いつまで続くのでしょうか。
お米は日本人にはなくてはない物です。もちろん、洋食や中華も美味しいですが、やはり白いお米を食べたくなるのが日本人ですね。
2024年、米不足といわれる理由は何なのか、価格が高騰するこの状態や品薄がいつまで続くのか調べてみました。ご紹介します。
米不足2024の理由は何?
2024年、米不足といわれる理由は2つあります。まずは2023年の夏の猛暑です。2つ目は外食産業が活発になってきたことです。
理由①2023年の猛暑
2023年の夏は170年ぶりの猛暑だったと言われていますが、とある科学者によると10万年ぶりだとも言われています。2023年にとれたお米の量自体は、例年と大きく変わりませんでした。しかし、夏の暑さに稲が耐えられず、出来たお米は粒が小さく、すぐに壊れてしまうものや白く濁った粒などで品質が良くなかったため、供給量がとても減りました。
【緊急】お米の備蓄してますか?
— ひろみ@アロマとタマヌと鬼メンタルと (@hiromi56tamanu) June 5, 2024
5年産米は全国作況指数101ですが実際は作況指数ほど収穫量が上がってなく、かなり少なく2024年6月末の民間在庫量は177万トンを下回ります
今後200万トン割れの低水準が見込まれ供給不足の要因となっているそうです
今は数百円の値上げですが… pic.twitter.com/5rBByrqi7i
そのため、米不足となりスーパーでは品薄状態で、お店によっては販売を取りやめるところもあります。取りやめなくても、普通よりも1割から2割の値上げをしなくてはならない場合もありました。
農林水産省が7月16日に発表したJAグループなどと卸売業者の6月の相対取引価格(速報値)は、玄米60キロ当たり前年同月比14%増の1万5865円と、約11年ぶりの高水準に達した。
出典:JIJI.COM:https://www.jiji.com/jc/article?k=2024072700100&g=eco
お米屋さんでも仕入れるときの値段がとても高く、しかも在庫が少ないので新しく買いたいと申し込んできた飲食店を断らざるを得ない状態だそうです。
新型コロナのせいで、ここ数年米農家さんたちが全国的にお米をつくるのを抑えてきたというのも、一因としてあります。
理由②外食産業の活発化
コロナ禍はまだ完全には過ぎていませんが、一時期よりも外食が普通に出来るようになりました。さらに2024年現在の円高により、海外旅行者が多くなりました。経済が回るという意味では悪いことではないのですが、外食産業が活発化することにより、業務用のお米の消費が多くなり在庫が少ないので、品薄気味になっています。
昨年の猛暑の余波のほか、インバウンド(訪日外国人)などの消費が背景にある。在庫水準は過去最低になった。需給は逼迫していないとみる農水省に対し、定番銘柄などの品薄に直面する卸や小売りとは温度差も生じている。
出典:日本経済新聞:https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB29CF90Z20C24A7000000/
政府は農家さんを金銭的に支援してほしい。
— りぼん (@hydrangea1609) July 25, 2024
お米が高騰、不足と言われているのにこれでは廃業してしまう農家さんも出てくると思う。
こういうときに税金を使ってほしい。
外国にバラまくな!
田畑が冠水 住民「泣きたくなる」 2024年7月25日 https://t.co/VTWcid6FkC
政府は備蓄米を100万トン用意しているといいますが、これだけお米が品薄になっているのに動いてくれるのはいつになるのでしょうか?
【米不足2024】価格高騰はいつまで続く?
2024年の米不足による価格高騰は、今年8月ごろ令和6年度産の新米が出回れば落ち着くのではないかと言われています。
しかし、昨年を超えるほどの猛暑になりつつある2024年の夏、2023年でも耐えきれなかった稲は、この夏を乗り越えることができるのか不安を感じますよね。もしも、令和6年度産の新米も昨年同様の品質で出荷量が減ったら、この価格高騰は継続されてしまうのでしょうか?
通常白米を100kg作るのに、玄米110kgが必要になります。しかし2023年度に作られたお米の品質では120㎏の玄米が必要で、消費量が増えてしまい米不足に拍車をかけることになりました。
もしも、このまま暑い夏が続くようであれば暑さに強い品種を作れば、生産量も増えて価格もおちつくのではないでしょうか。栽培する技術がよくなったり、品種改良が進んだりして、暑さに強いお米「新之助」も誕生しています。
【異変】“米どころ”新潟 気候の変化が影響…期待は“#新之助”
— 報道ステーション+土日ステ (@hst_tvasahi) June 23, 2024
“コシヒカリ”から、生産するお米の種類を変える動きが
コメ農家 水野美保さん
「こちらもこちらも、“新之助”という品種」
▼原因は去年の水不足
田んぼに入ったヒビなどの影響で、コシヒカリの品質が低下。水野さんの売り上げも3割減… pic.twitter.com/KUhicX8xyD
他にも九州の「にこまる」それよりもさらに暑さに強い「秋はるか」、新潟の「笑みの絆」暑さに強くたくさんとれる「にじのきらめき」広島の「恋の予感」、その他にも「おいでまい」「ハナエチゼン」「てんたかく」「富富富」「ゆめみづほ」「ふさおとめ」など、全国で暑さに強いお米が続々と誕生、生産され始めています。
これらのお米が普通にスーパーに並ぶようになれば、価格高騰も品薄も心配しなくてもすむようになるでしょう。
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まとめ
2024年、米不足といわれる理由は2つあります。まずは2023年の夏の猛暑です。2つ目は外食産業が活発になってきたことです。
2024年の米不足による価格高騰は、今年8月ごろ令和6年度産の新米が出回れば落ち着くのではないかと言われています。
普段、なにげなく食べているお米ですが、品薄になったり、価格が高騰したりするとどれだけ普通がありがたいことなのかを実感します。暑さに強いお米がたくさん取れるようになったり、価格が安定したりすることに期待したいですね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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