ドラマ「海に眠るダイヤモンド」で描かれる鷹羽鉱業について、興味を持った人もいますよね。
鷹羽鉱業自体は実在しませんが、鷹羽鉱業は三菱がモデルになっていると思われます。
島全体が鷹羽鉱業のもので、そこで暮らす人々は会社の社員とその家族という設定はまるでフィクションのようですが、実際の端島の歴史と同じなんですよ。
海に眠るダイヤモンドは実話をもとにしたフィクションであることは間違いないですが、どこまで本当にあった話なのかも気になりますよね、
この記事では、「鷹羽鉱業」という架空の企業のモデルが三菱であるということと、どこまで実話に基づいているのかについて見ていきましょう。
鷹羽鉱業は実在しないがモデルは三菱?
鷹羽鉱業はドラマの中だけの架空の企業であり、実在していませんが、実在の三菱がモデルになっていると思われます。
ドラマの中で鷹羽鉱業の説明について
- 島全体が会社のもちもの
- そこで暮らす人々は、会社の社員とその家族
- 何十年も炭鉱が稼働している
- 島にインフラが整っている
史実によると端島(軍艦島)は1890年に三菱が10万円で買収し、海底炭鉱として本格的な開発を開始。ドラマの中の1955年という時期設定は、まさに端島が最も活気に満ちていた時代と重なります。
当時の端島では、日本の近代化を支えた石炭産業の中心地として、最新鋭の技術と施設が次々と導入されました。
三菱による経営のもと、島には日本初の鉄筋コンクリート造の高層アパート群が建設され、インフラが設備され、最盛期には5,300人以上もの人々が暮らす街が形成されました。
これらのことから、ドラマに登場する鷹羽鉱業は、当時の三菱をモデルにしていることは間違いないと思われます。
海に眠るダイヤモンドはどこまで実話に基づいているのか
ドラマ「海に眠るダイヤモンド」は、実在の端島(軍艦島)の歴史を背景としながらも、フィクションとして創作された物語。その設定や描写の多くは、実際の歴史的事実に基づいています。
設定は実話で人間模様はフィクションということですね。
1955年という時代設定は、日本の高度経済成長期の始まりであり、石炭産業が最も活況を呈していた時期でもありました。
作中で描かれる島民たちの生活様式や、炭鉱労働者たちの仕事ぶり、さらには島の施設や建造物の様子など、多くの要素が当時の実態を忠実に反映しています。
1960年代以降、主要エネルギーの石炭から石油への移行することで衰退がはじまります。
1964年の九片治層坑道の自然発火事件が起こったことがきっかけとなり、炭鉱の規模が縮小され、そのことから住民が減少しはじめます。
機械化・合理化によって生産量がいったんは戻ったものの、1970年に会社側が鉱命終了期を発表し、1974年に閉山しました。
まとめ
鷹羽鉱業という架空の企業を通じて、実在の三菱がモデルであることは間違いないと思われます。
ドラマ「海に眠るダイヤモンド」は、実在の端島(軍艦島)の歴史を背景としながらも、フィクションとして創作された物語です。
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