藤浪晋太郎選手のメジャー移籍が決定!
藤浪晋太郎選手はアスレチックスと1年契約で合意。藤浪選手の年俸は破格の325万ドル(約4億1900万円)プラス出来高100万ドル(約1億3000万円)、2022年度の年俸の10倍以上の金額に驚きの声が上がっています。
そこでちょっと気になるのが、契約金はすべて選手の手元に行くのかどうか。また、一括で支払われるのでしょうか?
意外と知らない契約金について調べてみました。
メジャーリーグの契約金はすべて選手がもらえるのか?
メジャーリーグの契約金すべて選手が手にできるのでしょうか?
それは、FA権を行使するか、ポスティングシステムを利用するかによって違います。
FAの場合は契約金すべてを選手がもらうことができます。
それに対しポスティングシステムを利用した場合、契約金のうちポスティング費用は元所属球団に支払われます。
ポスティング費用については以下のとおりです。
契約額 | ポスティング費用 |
2500万ドル以下 | 契約金の20% |
2500万ドルを超えて5000万ドルまで | 最初の2500万ドルに20% 残りの2500万ドルに17・5%。 |
5000万ドルを超えた場合 | 最初の2500万ドルに20% 次の2500万ドルに17・5% 5000万ドルを超えた額には15% |
一般的にFAの場合の方がポスティングシステムをするより選手が手にする金額は大きくなります。
FA権とは所属球団で規定の年数が経てば取得することができる資格。
対して、ポスティングシステムとはまだFA権を取得していない選手が移籍する時に利用する制度で、所属する球団の承諾があって初めて成立します。
今回の藤浪選手の移籍については、藤浪選手の海外FA権取得まであと1年足りませんでしたので、ポスティングシステムを利用しての移籍となりました。そのため、支払いは以下のようになります。
契約年俸の325万ドル(約4億1900万円)は藤浪選手
ポスティング費用の65万ドル(約8400万円)は阪神タイガース
ここに登板数や投球回数に応じたものを全項目をクリアすればさらに以下が支払われます。
出来高100万ドル(約1億3000万円)が藤浪選手
出来高の20%の20万ドル(約2600万円)が阪神タイガース
契約金の支払いは毎月2回で分割
まずメジャーリーガーのお給料日は、月に2回。多くのチームのお給料日は基本的に、キャンプが始まる2月からシーズンが終わる10月までの9カ月間、月に2回です。
「年俸÷18(9カ月間×月2度)」ということになります。
基本支給額のほか出来高が足され、そこから所得税や、選手会費、など漏れなく天引きされます。
キャンプ中は1日につき100ドル前後の『ミールマネー』と呼ばれる食事代が支給されます。
まとめ
メジャーリーグの契約金は
FAの場合・・・選手
ポスティングシステムを利用した場合・・・契約金は選手、ポスティング費用は元所属球団
に支払われます。
一般的にポスティングシステムを利用するよりFAの場合の方が選手が手にする金額が多くなります。
契約金の支払いは2月~10月までの9か月間、月に2回。
最後までお読みいただきありがとうございます。
この記事は下記の記事を参考に調べたことをまとめました。参考にしてみてください。
参考:【メモ】オリックスに21・6億円 ポスティングシステムで支払われる譲渡金の規定は?
参考:藤浪 年俸総額5・5億円は過小評価?アスレチックス1年契約 阪神譲渡金は1・1億円
参考:メジャーリーグのマネー事情
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